1: 2019/08/11(日) 20:51:52.33 ID:BjYw5mvH9
ラッパを吹きながら町を練り歩く、昔懐かしい豆腐の引き売り販売。見かけることも少なくなった印象だが、実は東京都内では今もリヤカーをひいて豆腐を売り歩く姿が目撃されている。

今でもそのスタイルを続けていること自体が希少だが、驚くべきことに、それがビルの立ち並ぶオフィス街で行われているのだ。

「豆腐屋あこ」こと菅谷晃子(38)さんは23歳の時から豆腐を売り始め、今年で16年目。
週3で足立区綾瀬、木曜日は千代田区麹町、金曜日は港区西麻布を訪れている。

麹町と西麻布と聞いて、少し不思議に思う人もいるだろう。

Jタウンネット編集部は麹町にあるが、オフィスビル・飲食店が多く、六本木にほど近い西麻布は高級店やおしゃれな店の多いイメージだ。
もっと住宅が集まった地域もあるだろうに、「なぜこんなところに豆腐屋が...」と思わずにはいられない。

どうしてこの場所なのか。なぜリヤカーでの販売を続けるのか。菅谷さんに聞いた。

ズバリ売り上げは?
実際にどのように販売しているのか。2019年7月31日13時ごろ、麹町に
やってきた菅谷さんに、少し様子を見させてもらった。

人も車も多く行き交うJR四ツ谷駅付近で待っていると、突然「プープー」というラッパの音が聞こえてきた。
30度を超える暑さの中、ラッパ片手にリヤカーを引きながら菅谷さんが現れた。この日は「応援」として男性1人が同行していた。

ラッパを吹きながら、常連のお客さんの家を回っていく。
基本的に訪問販売はしないが、常連のお客さんに限っては、インターホンを押して家を訪れることもあるとのことだ。

この日も訪問したマンションの女性が買っていった。
少し疲れてしまったというお客さんには、2階まで運んであげるなど、できる範囲で対応している。

販売しているのは豆腐だけではない。
豆乳、惣菜、漬物... 50種類くらいを販売しており、時には買い物代行を頼まれることもある。
最近は子どものために豆乳を買う母親が増えており、豆腐や豆乳への関心の高まりを感じているという。

1日の販売数を聞いてみると、豆腐だけで20個ほど。金額でいうと1日3、4万くらいだという。
冬場はがんも、厚揚げ、白滝など、夏場はところてんや刺身こんにゃくなどが売れるという。
年間を通して売り上げはさほど変わらないが、猛暑が続いたりすると食欲が落ちて売り上げが減ることもあるようだ。

せっかくなので筆者もリヤカーを引かせてもらった。
意外と重さは感じないが、バランスを崩さないよう気を付けなければいけない。
曲がり角は特に注意が必要で、背後からの誘導を受けてなんとか曲がることができた。

ラッパにも挑戦してみる。息は吐く、吸うを繰り返すだけだが、吸うのが少し難しく、なぜか吐くを2回繰り返してしまった。吸うと吐くとでは音が違うので、タイミングを間違えるとかなり違和感がある。

しかも、ラッパの音は結構響くので間違えてしまうととても恥ずかしい。ラッパを吹きながら片手でリヤカーを引くのは、慣れるまで時間がかかりそうだ。


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2019年08月11日 08時00分 Jタウンネット

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